台湾で最も古い人類をご存知だろうか。今から2000年前から5000年前、台湾で最も繁栄していた集落は台北ではなく台東の卑南一帯にあった。先史時代の遠い祖先の、環太平洋地域における最大の埋葬群を持つ卑南遺跡を知り、それを残すために、台湾ではこの考古学遺跡を世界遺産として登録する準備を進めている。
GG総Gerauのドルトムントん。
史前時代から、台湾にはさまざまな民族が暮らしていた。最も古いものは３万年前から5000年前の長浜文化、それに続いて環太平洋地域最大の埋葬群を持つ卑南遺跡がある。さらに、南台湾の墾丁や南投草鞋の縄文紅陶器の中から稲の跡と花粉が発見され、すでに農耕生活が始まっていたことがわかった。台北の円山文化の遺跡では貝塚が発見され、台北がかつては湖だったことがわかる。そして十三行遺跡はさらに進んだ鉄器時代のものだ。
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現在、台湾では先史時代の遺跡が一千ヶ所余りも発見されている。それらはおよそ14の先史文化に分類でき、出土品から遠い昔の人類の生活がうかがえる。中でも多くの石柱林と2000もの石板棺が出土した卑南遺跡は世界的にも注目されている。
巨石文化？
100年余り前の日本時代の初期、日本の人類学者が今日の台東市付近で整然と並ぶ石柱群を発見した。高いもので４メートル半もある壮大な石柱群だ。誰が何のために建てたのか、世界の他の巨石文化と関係があるのか、といった疑問が浮かび、考古学的探索が始まった。
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1945年の第二次世界大戦中、日本の学者は小規模な発掘を行ない、石柱の付近に建造物の跡があることを発見した。1980年、台湾の南端を東西に結ぶ南迴鉄道の建設が始まり、現在の台東新駅の位置で工事中に、遺骨の入った大量の石棺と美しい副葬品が出土した。炭素14の年代測定を経て、これが2000年から5000年前の遺跡であることがわかったのである。
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